1. HOME
  2. ブログ
  3. 尾花deキネマ正月上映会『大佛さまと子供たち』in東大寺

尾花deキネマ正月上映会『大佛さまと子供たち』in東大寺

 いつもの桜の間を飛び出して、金鐘ホールをお借りするという暴挙に出た尾花deキネマ正月上映会『大佛さまと子供たち』。おかげさまでとても温かな一体感ある上映会となりました。奈良の方はもちろん、清水宏監督作品のファンの方々が遠方からも駆けつけてくださいました。長年のこの作品のファンの方がおっしゃるには「この作品がようやく再び東大寺に帰って来た!お帰りなさい!」という深い感慨があったのだそうです。
 客席の皆様が口々に撮影場所の確認を囁き合われていて、それもまたこの場所での上映ならではの嬉しさを増幅させていました。大勢で映画を見るのって良いですね。
 昭和26年8月から昭和27年にかけて奈良で撮影された本作には当時の奈良の風景、そして仏像がたっぷりと記録されています。同じところも変わったところもしっかりと確認できることが本当に尊くて嬉しい。当日おいたわしいお姿だった仏様たちもその後の平和の中で修復されてきたこともよくわかります。子供たちの観光案内の姿勢も内容もとても素晴らしい。練りに練って考え抜かれた仏像の映像には吸い込まれるような心地がします。奈良観光を丁寧に見せつつも、戦争の傷跡、反戦の主張は見るものの心にしっかりと届きます。
 あまりにこの映画に魅せられてしまって、とにかくたくさんの方々に見ていただきたいとこれまでに3回上映会を企画して参りましたが、気づいたら、東大寺さまからお声掛けいただけておりました。そして、充実のロケ地ガイドツアーも実現していただきました。そして今回、研究者の方にも出会うことがでかました。この度ご協力くださった皆々様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
ここまできたからには次の目標も立てておきたいと思います。
・毎年一回は東大寺で恒例上映会
・デジタルレストア版制作
・その前にせめて日本語字幕制作
やっぱり音声も映像ももっとクリアにして見てみたい、というお声は多数ございます。いつかは実現できるようにまずはこんかいの上映素材を返却するときに熱いお手紙を入れてお返ししてみました。今後の展開にも是非ご期待くださいませ。

関連記事