社参
令和5年2月21日。別火入りした練行衆の社参を垣間見させていただきました。新入りの処世界さんはすでに総別火に入っておられますので10人の練行衆と加供・仲間の皆様が13時ちょうどに別火坊からお出ましになります。
和上を先頭に五条袈裟姿の練行衆が行進なさるのを東大寺幼稚園紫組のみんなが合掌してお見送りされていました。なんて可愛らしいんでしょう!
八幡殿を参拝。
大仏殿を参拝。
天皇殿を参拝。
猫段でも法螺貝。
鐘楼の南側でも法螺貝。
四月堂に上がる石段でも法螺貝。
開山堂に参拝。
閼伽井屋の前あたりでも法螺貝。
そして試みの湯です。湯屋の中で修二会参籠の意志確認をなさるのだそうです。
お湯の後は二月堂へ上がり、舞台西北の角から聖武天皇陵と本尊を拝されます。
御堂には入られず、南側石段を下りて興成社の前をとおって、
いつもなら食堂前で解散されるのですが、今年は新入がおられるので、また行列して別火坊へと帰って行かれました。
その後、堂童子さんが湯屋童子さんに輪注連を持ってもらって遠敷社へ。コロナ前には練行衆の童子さん方もおられたと思うのですが、感染症対策でしょうかおられませんでした。堂童子さんが撒くのもちょっと控えめな感じです。この時、下に落ちてしまった輪注連は「塵」とよんで使われません。
次に飯道社でも同様のことが行われ、私も下に落ちた塵を分けて頂くことができました。
帰り道、外国人観光客の皆様が鹿と楽しそうに写真をとっておられました。
猫にも会いました。猫段でこけて猫にならはった人かもしれません。