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奈良国立博物館開館130年記念特別展「超国宝ー祈りのかがやきー」令和7年4月19日~6月15日

奈良国立博物館より驚きのプレスリリースが発表されていました。
令和7年4月29日に開館130年を迎えることを記念して開催される特別展「超国宝ー祈りのかがやきー」は奈良博として初めての「国宝展」です!
メインビジュアルには中宮寺の菩薩半跏像と法隆寺の観音菩薩立像が向かい合っておられます!なんて威力のあるビジュアルでしょうか!博物館の皆様の熱い気概がほとばしり出てくるようです。

奈良国立博物館の歴史はわが国の文化財保護の歴史と同じと考えてよいのでしょう。明治維新の急激な社会変動の大波の中、ひどい扱いを受ける仏文化財を保護せねばならないという人々の思いが「奈良博覧会」開催という活動となり、その活動が結実して明治28年(1895)奈良国立博物館が設立されたのです。「国宝」という言葉が生まれるのはその2年後です。

今回の特別展では音に聞く「奈良博覧会」についての展示から企画されているそうで本当に楽しみです。館長のお言葉にある「先人たちから受け継いだ文化の灯を<時代を超えてつないでいく」という奈良国立博物館の思いは奈良に住み日々を営む私たちにとっても同じく大切にしている思いです。

来年は大阪国際博覧会が開催されますが、奈良の「国宝博覧会」もお楽しみになさっていてください。

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